【食品ロス削減】ソシオフードサービスが保育園給食の「おいしい食べきり」レシピを公開
食品ロス削減への意識向上の取り組みとして12月から、「おいしい食べきり」全国共同キャンペーンを農林水産省等が共同で実施しています。ソシオフードサービスにおいても、給食を提供する保育園でおいしく食べきることができるようレシピ開発に取り組んでいます。今回、下処理や調理の方法次第では臭みが残りやすい「レバー」の調理を工夫した献立を作成。提供の度に園児が食べきる人気メニューとなった「レバーの竜田揚げ~ケチャップソース和え~」の「おいしい食べきり」レシピを公開します。
「おいしい食べきり」全国共同キャンペーンとは
農林水産省、消費者庁、環境省及び全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会が連携し、令和3年12月から令和4年1月まで実施する、外食時の「おいしい食べきり」全国共同キャンペーンです。
※1農林水産省 「おいしい食べきり」全国共同キャンペーン
https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/recycle/211130_1.html
レバーの臭みをなくし、園児が食べきれるように調理を工夫
レバーは、栄養価の高い食材として知られています。鉄分、ビタミンA、ビタミンB群、たんぱく質、葉酸などが含まれ、特に豚レバーには牛や鶏よりもたんぱく質や鉄分が豊富で低脂肪という特徴があります。しかし、調理の仕方次第では独特の匂いや食感が残りやすい食材です。そこで、ソシオフードサービスが給食を提供する東京・八王子市の保育園では園児がレバーをおいしく食べられるよう下処理や調理の工夫に取り組んだところ、提供の度に完食が続く人気のレバー献立が生まれました。
誕生!園児が食べきる栄養満点人気メニュー「レバーの竜田揚げ~ケチャップソース和え~」レシピ
この「レバーの竜田揚げ~ケチャップソース和え~」は、月に1度提供される日には、100人いる園児がおかわりも含めて120食分を毎回完食するメニューです。
調理のポイントは、薄切りの豚レバーが少し白くなるまで流水で血抜きをおこない、下味を付けて揚げたあとに、ケチャップソースと和えてしっかりと味付けをおこなうことです。
園児だけでなく職員にも好評で、「レバーが苦手でしたが、こちらで食べられるようになりました」という声もありました。園児の保護者からも「子どもが家でも食べたいと話すのでレシピを教えてください」というリクエストをいただいたことを受け、今回のレシピ公開に至りました。
「レバーの竜田揚げ~ケチャップソース和え~」を保育園で調理する笠松さんのコメント
「レバーを使う献立は、下処理の時間や手間がかかりますが、『完食』という形で園児が応えてくれていると思っています。作り手としては、一番うれしいことです。
この献立は今も改良を続けており、完了期の園児が噛みやすく、さらに食べやすいように工夫を重ねています」