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ソシオフードサービスが第14回治療食等献立・調理技術コンテストに出場し、厚生労働省医政局長賞を受賞しました

初出場の行事食部門で、厚生労働省医政局長賞を受賞

表彰式の様子

公益社団法人日本メディカル給食協会が主催する、第14回治療食等献立・調理技術コンテストが、8月5日に北海道札幌市で開催されました。会場には治療食部門、一般食部門、行事食部門でそれぞれ一次審査を通過した16社64名が全国から集まりました。

ソシオフードサービスはこのコンテストの行事食部門にエントリーし、初出場で、栄えある「厚生労働省医政局長賞」を受賞いたしました。

開会式の様子

競技の様子

今回の行事食部門のテーマは「院内保育園でのお誕生会」でした。3歳から5歳を対象とした、1グループ5名分をテーブルセットした昼食時のバイキングメニューが課題です。2時間の競技時間内に、指示された栄養量や食材費を満たす食事を調理し、盛り付けから片付けまでを行います。

調理を終えると、料理のコンセプトや献立の内容、調理法を口頭で説明する「展示・プレゼン審査」へと移ります。出場チームはそれぞれ完成した食事を前に、審査員に向けて2分間のプレゼンテーションを行いました。

ソシオフードサービスが考案したメニュー

ソシオフードサービスは、「7月7日生まれの女の子のお誕生会」をコンセプトにして、子どもたちが野菜に親しみを持てるよう動物や星の型抜きを多く取り入れたバイキングメニューを考案しました。

献立を作成した栄養士の堤楓子さんは、「院内保育園の園児という想定から、この時期に野菜や肉の素材を覚えてもらえるよう薄味を基本にしました。また、友だち同士で食べることで心が温まり、弾むような料理表現を目指しました」と言います。

考案メニュー(写真は練習調理時の作品です)

七夕感を満載にした「お星さまのピザ」、様々な動物の形をした「アニマルおにぎり」、薄焼き玉子と輪切りにしたウインナーをひまわりに見立てた「サンフラワーdeカップ」、旬の季節野菜をふんだんに使った「夏野菜のミートローフ」、野菜が苦手な子どもでも食べやすいようサクサクホクホクの食感になるように揚げた「夏のフライドポテト&お野菜チップス」、自分で盛り付けをして楽しめる「お誕生日ケーキ」など、栄養価や味だけでなく、園児たちが喜ぶような彩り豊かな見た目にもこだわったメニューが並びました。

 

ソシオフードサービス出場者4名のコメント

・リーダー/調理師 能戸勇也さん

私たちは4人で1チームとして、明るく楽しく前向きに、誇りと情熱を持って取り組むという合言葉のもとコンテストに臨みました。応援してくださった全員の気持ちを背負って挑戦した結果、このように実を結び大変嬉しく思います。

・献立作成/栄養士 堤楓子さん

食材の野菜だけでも14種類あり、下処理や型抜きなどの調理工程も含めて制限時間以内に終えることを意識して、集中して臨みました。チームメンバーは全員若手でしたが、阿吽の呼吸で連携でき、力を出し切れたと思います。献立の行事食は、園児たちが普段食べていて親しみがあるメニューの延長で特別感が演出できたと思います。

・管理栄養士 高橋佳吾さん

本番は、調理場もはじめての場所で練習とは全く違う雰囲気がありましたが、楽しく競技をやり切れたと思います。また2年後のコンテストにも当社が出場することができれば、今回の経験を次回出場者に伝えたいです。

・管理栄養士 石倉歩実さん

現場や本社で応援、協力して下さった皆さんありがとうございました。食育につながるバイキングを目指し、14種類の野菜全てキャラクターにしたポップを作成し、野菜に興味関心を持てるようにこだわりました。チーム一丸となって楽しく競技を全うすることができ、結果にもつながり非常に嬉しいです。

 

治療食等献立・調理技術コンテストとは

治療食等献立・調理技術コンテストは、病院等の食事の提供に関して、高度な調理技術の開発や食の資質の向上を行い、入院・入所者の方々に、より良い治療食・介護食を提供することで、国民医療・高齢者の福祉の向上に寄与することを目的として2年に1度開催されています。今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で4年ぶりの開催となりました。治療食・介護食の献立作成、調理技術から盛り付けに至るすべての調理工程について試食を含めて評価を審査員が行います。